闇金の迷惑電話は、ひっきりなしにかかってきます。相手にしないのが一番なので、電話に出ない、無視するというのがよいのですが、それでやむようなら苦労はしません。
何せ、彼らの目的は嫌がらせをすることなので、無視されようがお構い無しにかけてくるのです。
このようなケースでは、どのような対策をとればよいのでしょうか。
闇金の目的を知ることが重要
彼らが何のために迷惑行為をし続けるのでしょうか。
これを理解することで有効な対策を打つことができます。
彼らの目的とは、嫌がらせ行為を継続することで、利用者を屈服させ何でも言うことを聞かせることになります。支払えるだけの利息を支払わせ、そのうえで犯罪行為などに加担させるのが彼らの最終目的となります。
闇金にとって、最も好都合な顧客とは、嫌がらせや迷惑電話に屈服して、彼らの言いなりになり得る人なのです。
闇金からの迷惑電話への対策
従って、重要なことは、闇金から見て面倒な顧客にならなければなりません。
あくまで、毅然とした態度で言いなりにならないことが重要です。
この客は、いくら嫌がらせをしたところで言いなりになりそうにないと思わせることが重要です。
彼らもできるだけ労力はかけたくないので、より簡単な客のところに労力を費やすようになります。
迷惑電話にはとにかく出ない、場合によっては、面倒でも番号を変える。勤務先へ電話が来るようなら即警察に相談しましょう。警察は原則として民事不介入ですが、緊急時には助けてもらうことができます。
最終的には法的手段をとる
それでも嫌がらせが続く場合には、こちらも法的手段をとることを闇金に伝えましょう。もともと、突っ込みどころは満載ですから、債務者が裁判で起訴すれば刑事罰が下されることになります。
刑事罰が下されると、3000万円以下の罰金、もしくは、10年以下の懲役が課されることになります。これでは、流石に割に合わないということになりますし、そもそも、ここまでやるような面倒な顧客を相手にしようとは考えなくなります。このように、闇金業者の迷惑行為を確実かつスピーディーに止めさせるには法的手段をとることが重要です。
万一、闇金を利用したり巻き込まれた場合には、いつでも法的手段をとることを念頭に毅然とした態度で対処しましょう。それでも嫌がらせや迷惑電話が続くようであれば、少しでも早く弁護士などの専門家に相談しましょう。経験豊富な弁護士などの場合には、直ぐに問題解決してくれるはずです。