闇金という違法の金融業者を、一度は見聞きしたことがある人も多いのではないでしょうか。
よく街中のポスターやネット広告などで、ブラックがあっても多額の融資をしますというキャッチを目にすることがありますが、ああいう業者はまず闇金であると考えていいでしょう。
ブラックがあって借入ができない、あるいは消費者金融の総量規制に引っ掛かったりして、これ以上お金を借りられないというような場合は、ついそのような業者を利用したくなるものです。
しかし絶対に利用してはいけません。違法業者ですので、信じられないような高金利でお金を貸し付けますし、返済できない時の取り立てもかなり怖いものです。
闇金の怖さ
どのように怖いかといいますと、まず返済が遅れた場合、一日中取り立ての電話をかけて来ます。
これは深夜であろうが早朝であろうがお構いなしです。
普通の金融業者は、このような行為は法律で禁止されているのでできません。
しかも、聞くに堪えないような口調、脅かすような口調で返済を迫ります。
それから、自宅や勤務先にまで、取り立てに来ることがあり、返済するまで居座ることも珍しくありません。
また、玄関先の物や植木鉢などを壊したりもします。このような場合の対処方法としては、証拠となる音声や画像をできるだけ記録し、警察に届けるという方法もあります。
闇金への一番の対処方法
しかし闇金への一番の対処方法としては、やはり、専門の弁護士に相談するのが一番のお勧めです。
弁護士が知り合いにいないという場合は、役所などの法律相談にまず足を運んでみましょう。
所得が少ない場合は、法テラスの無料相談もお勧めです。
弁護士に依頼すると、その場で介入通知を出してくれます。
通常はこれで取り立てが止まりますが、闇金の場合は違法業者でもあり、それでもしつこく怖い取り立てをしてくることがあります。そのような場合は、何度でも弁護士に相談するようにしましょう。
闇金の特徴とは
また闇金の特徴として、携帯以外の連絡先が無い、貸金業の登録番号が事務所に無い、あるいは、申し込み時に白紙の委任状などを持って来させるというものがあります。
申し込み時にこのような書類を持参するよういわれた場合も、まず弁護士に相談するようにしましょう。
それから申し込みの前に、ネット上の闇金リストをチェックして、自分が利用しようとしている業者について調べておくと、闇金の被害を未然に防ぐことができます。
それから闇金から借りたお金は、違法業者ですので返済義務が生じません。ですから利用した分は返す必要はありません。