現在の日本には非常に多くの貸金業者があり、日本貸金業協会に登録されている業者だけでも1000を超えます。
また登録をしていない闇金を加えるとさらに多くなるわけですが、借入をする場合にはその業者が安全かどうか、しっかり判断しなくてはなりません。
大手であればほぼ間違いなく安全であるのに対し、いわゆる「街金」と呼ばれるような中小の貸金業者になると、闇金が潜り込んでいたり、それにかなり近いところもそれなりにあります。
その中でもよく話題になってしまうのが「アイ信販」という事業者なのですが、ではこの事業者の安全性はどうなのでしょうか。
アイ信販はひとつではない
まず結論から言いますと、「アイ信販が闇金かどうか」という疑問は極めて答えづらい質問です。
というのも、この名前で営業している街金はひとつだけではなく全国各地に存在していることが確認されていますし、それぞれで運営者が違うことも非常に多いのです。
要するに同じ名前の別の業者がたくさんいるということですから、アイ信販という名前を使っているということだけで安全かどうかを判断することはできません。
また全国に同名企業が多くあるということは闇金にとって格好の隠れ蓑になるということでもありますから、利用の際には自分がこれから利用しようとしているところの情報をしっかりチェックする必要があります。
闇金かどうかの見分け方って無いの?
情報をチェックする必要があると言っても、何も分からない人だと何を見れば見分けられるのかすら分からないことが多いでしょう。
この場合、まずチェックしなくてはならないのが登録番号です。
登録番号というのは貸金業者が貸金業者として営業をするために都道府県知事に対して申請を出したことを証明する番号のことで、この番号は同じものが二つと存在しません。
そしてこの番号は「登録貸金業者情報検索」という金融庁のサービスから検索できますから、登録番号がしっかりと公式ホームページに掲載されているかどうか、掲載されていたとして、それが間違いなく存在しているかどうかチェックしましょう。
ちなみにこの登録番号は頭の方に「東京都知事(4)」といったような記述があるのですが、これはどこに申請を出したのかということと、更新が何回行われているかを示しています。
更新は3年ごとに行われますから、先ほどの例では東京都知事に申請を出していて、少なくとも12年の実績がある業者となります。このカッコの内側の数字が1になっているのは少々怪しい業者となりますから、要注意です。
闇金から身を守るには情報が大切
違法な貸金業者から身を守るには、名前で判断するのではなく情報を見て判断することが大切です。
特にアイ信販のように同名企業が多数あるケースも時折見られますから、大手以外を利用する時は必ず自分で情報を確認して、間違いなく安全かどうか評価してから利用しましょう。