お金が必要な状況に追い込まれると、冷静な判断ができなくなります。
そういう時に、甘い言葉で融資してくれるという情報を見つけると、ついつい騙されてしまいがちです。
Webには、闇金サイトが情報を提供しているサイトがあるので注意が必要です。
くじら金融って何?
くじら金融は様々な業者へのリンクがあるサイトです。
サイトのリンク先はほとんどが携帯からしかアクセスできないようになっています。
お金を持っていない人はパソコンもないので、アクセスは携帯からであると考えているようです。
くじら金融以外にもこのようなサイトはたくさんありますが、ほとんどが闇金のサイトですので、絶対に連絡を取ってはいけません。
最近ではソフト闇金と呼ばれる、取り立てもそれほど厳しくなく、金利も法律を守った範囲で貸し出す業者がいます。しかし本当に怖いのは金利ではなく、個人情報の流出なのです。
個人情報を売ってはダメ!
闇金に個人情報が漏れれば犯罪に利用される可能性が高くなります。
偽造免許証やパスポート、借金の営業をしてくることもあります。返済ができなくなったころに別の業者から貸し出すという案内をし、借金を膨れ上がらせるのです。
家族で住んでいる人は家族も危険な目に合わせる可能性があります。
借金の返済ができなくなった場合、銀行で預金通帳を作れば借金を減らしてあげる、など一見簡単な「仕事」を頼んでくることもあります。
これらの通帳はオレオレ詐欺などの振込先として利用されます。
通帳を他人に譲渡することは禁止されており、もし犯罪に巻き込まれれば刑務所行きになることもあります。違法業者に関わった時点から、借金問題はあなた自身だけでなく、周りの人も巻き込んでいくことになるのです。
どうしたらトラブルを防げるの?
違法業者にかかわらないことが一番です。
正規の金融機関はWebサイトに免許の登録番号などを掲載しています。
会社の名前を正規の会社に似せた闇金もあり、番号もでたらめに掲載していることがあります。番号は金融庁のWebサイトからも検索し、双方の番号が合致しているかチェックすることも大切です。
もし借金で困った場合はさらに借りることよりも、いったん整理することを考えましょう。手続きにもよりますが、借金の利息をカットしたり、法的な手続きになれば全額免責になることもあります。
手続きによっては持ち家や車などの資産を失ったり、一定の職業に就けなくなるなどのデメリットもありますが、これ以上お金のことで苦しむ必要がなくなりますので、こうした債務整理は新しいスタートを切るための第一歩となります。
手続きを開始した時点で金融機関からの取り立てはいったん停止状態になります。
悩んでいたら司法書士や弁護士に相談しましょう。借金問題に特化した専門家もいます。