勝手に闇金の連帯保証人にされてしまったという話があります。そもそも、正規の金融機関ならば、きちんと本人に連絡がいくはずなので、そのようなことはないでしょう。

闇金の場合、本人確認もなく、印鑑などが偽物でも、連帯保証人として通してしまうことがあります。もちろん、このようなケースでは、連帯保証人としての契約は無効なので、相手にする必要はありません。

家族が勝手に印鑑を持ち出して、本物の印鑑と身分証明証があった場合でも、やはり本人への確認は必須なので、契約は無効にできます。ただし、本人確認があったかなかったかということで争いになることがあるので、自分の身分証明証や印鑑はきちんと保管しておきましょう。

闇金は重大な犯罪行為

実は、相手が闇金である場合には、そもそも金銭消費貸借契約を無効にできます。
なぜなら、相手は国や都道府県知事に登録をしていない違法な業者だからです。

貸金業法などの法律に違反しており、重大な犯罪行為を犯しています。
利息制限法や出資法に違反した利息をとっていることも、問題です。

闇金には1円でも払ってはいけない

連帯保証人としての契約が無効になるだけでなく、元の金銭消費貸借契約までも無効にできます。
契約は無効なので、利息などもいっさい支払う必要がありません。

あなたはいっさいお金を受け取っていないわけですから、相手にする必要はありません。
少しでも相手にする素振りを見せたら、そこにつけこんで取立てを強化してくるかもしれません。

連帯保証人にはなっていないのだから、1円たりとも支払ってはいけません。
1円でも支払ってしまったら、支払いの意思があると見なされてしまうこともあります。
相手は違法業者なので、法律に反することを平気でしてきて、あなたからお金をとろうとしてきます。

闇金に強い弁護士や司法書士に相談をしよう

基本的には、あなたはお金を受け取っていないのですから、無視をしていればよいです。

しかし、闇金によっては、しつこく取立てをしてきたり、嫌がらせをしてくることもあります。嫌がらせをされる恐れがあったら、警察に被害届を出して、相談にのってもらいましょう。

一番良いのは、闇金に強い弁護士や司法書士に相談をすることですので、無料相談だけでもしておきましょう。

実際にお金を借りたのはあなたではなく、勝手に連帯保証人にされたのだから、弁護士費用を支払うことには抵抗があるかもしれませんが、嫌がらせがエスカレートしそうな場合には、費用を支払ってでも専門家に相談をしなければならなくなるかもしれません。

いずれにしても、まずは相談をしてみましょう。