闇金による被害者が後を絶ちません。既に社会問題化しているにも拘わらず、闇金を利用する人がいるというのはどういう理由なのでしょうか。また、万が一、闇金を利用してしまった場合の撃退方法とは、どのようにすれば良いのでしょうか。
まず、これだけ注意喚起がなされているのに利用者がいるというのは、彼らの勧誘方法が優れているということが考えられます。
つまり、ターゲッティングが見事なわけです。
ターゲットを絞っている
彼らが利用するリストは、官報や各金融機関などの金融事故者のリストとなります。
官報の場合には、自己破産者のリストとなります。
彼らがターゲットとしているのは、自己破産者などのどこからもお金を借りることのできない、かつ、お金に困っている人たちということです。
言い換えれば、危ないとは分かっていても闇金に接触する可能性のある人ということになります。
端から、普通のカードローンが契約できるような人には用はないわけで、彼らがお金を貸したいのは、どこからも融資を受けられない、お金に困っている人たちです。
返済できない人を探している
闇金の目的とは、お金を貸して利息を取るようなものではなく、お金を貸しておいて、返済できないように追い込み、嫌がらせをして仕事もできないようにしたりと、とにかく追い込むことなのです。こうして、逃げられないような状況にして、彼らの言うことを聞かせることにあるのです。
彼らの言うこととは、言うまでもなく犯罪行為に加担させるということです。
金融の世界では、ブラックリストに載っているような人でも、犯罪歴さえなければ違法な詐欺行為の世界ではいくらでも利用価値があるのです。
このように決して利用してはいけませんし、接触してもいけないのですが、万一、巻き込まれてしまった場合には、闇金の撃退方法を知っておかねばなりません。
最も有効な撃退方法は、彼らにとって面倒な客になることです。
意思が弱い人が狙われる?
彼らが狙っているのは、脅しや嫌がらせに簡単に屈服して、何でも言うことを聞いてしまいがちな人なのです。つまり、その逆の人は、彼らにとっては非常に面倒な客なのです。
詐欺行為とはいえ、彼らにとってはビジネスであるわけですから、面倒な客を追い回すほど彼らも暇ではありません。
とにかく、強気に対応して彼らの言うことは決して聞いてはいけません。
できれば無視するというのが一番です。
さらに、一人で悩むようなことはせずに、弁護士事務所で無料相談を受けたり、警察に相談したり、自治体に相談するなどして、専門家に手助けしてもらうことも重要です。