世の中にはお金がなくて困っている人もいれば、余ったお金をどうしようか悩んでいる人もいます。

インターネットの発達によって知り合うはずのなかった人たちが掲示板などの場で知り合う機会も増え、最近では掲示板でお金の貸し借りを行う場も増えています。

個人間融資の金利について

すべての貸主、借主が悪いわけではなく、中には掲示板で知り合った人によって助かったという人も少なからずいます。

しかしインターネットでは相手の顔がわからないのはもちろんのこと、どのような人で嘘をついているのかどうかの判断も難しいのです。甘い言葉の裏には罠があるように、悪徳金融や闇金に引っかからないようにしなくてはなりません。

金融機関と貸し借りをする場合は金利は利息制限法によって制限されていますが、個人間融資の場合には適用されません。もちろん事業として貸し借りをする場合は別ですが、お金の貸し借りは親兄弟、友人など、身近なところでも行われているものです。

個人間融資では双方の合意があれば出資法の上限以内で自由に決めることができます。中にはカードローンなどの一般的な借り方よりも低金利を提示している人もいます。出資法の上限は109.5%で違反すれば罰則があります。

大事なのは信頼関係

個人間融資ができる掲示板は連絡用のものですので、交渉などはレスやメールで行います。

中には個人情報を提出させる人もいますが、素性のわからない人にお金を貸したくないのは闇金も一般人も同様です。ですので個人情報を求められたから危ないというわけではなく、お互いに相手のことをよく知る必要があるのです。

こういった掲示板を利用する人の多くは、カードローンやクレジットカードの契約ができない、いわゆるブラックの状態になっている人が多く、中には最初から返済に関してはしっかり考えていない人もいます。

違法業者とのかかわりに注意

個人間であれば滞納しても信用情報に載るようなことはありません。
しかし会社が相手でも個人が相手でも信用は大切です。

悪徳業者から借りてしまうと個人情報が流出するだけでなく、何かとつけて多く返済を求められてしまうことがあり、返済から抜け出せなくなることもあります。

掲示板では誰が一般人で誰が闇金なのかという区別が非常に難しいです。最近では取り立てがそこまで厳しくなく、ある程度寛容な「ソフト闇金」と呼ばれるような集団も増えています。

知らない間にそうした違法業者とかかわりを持ってしまう可能性もありますので、インターネットの利用には十分注意をしましょう。