銀行や消費者金融で融資を受ける場合、年収や借金の有無などの審査が行われ、それを通過して初めてお金を借りることができます。しかし、その審査がなかなか通らない人もいるため、そうした時に頼りになるのが個人間融資です。

個人間融資であれば、審査なども必要なく、気軽に個人同士でお金の貸し借りをすることができます。
口コミなどでも様々な情報が飛び交いますが、だからこそ注意すべきところが出てきています。

個人間融資はこうして行われる

個人間でお金をやり取りする方法として、最近ではインターネットが重宝されています。住所年齢氏名などの個人情報に、希望額や月収、債務整理歴、自己破産歴、借金の有無などが書き込まれ、そこでやり取りが行われます。

お金を借りたい人はこうした状況を書き込み、貸したいと思う人に訴えかけることができます。

逆にお金を貸したい人は、債務整理や自己破産歴があっても大丈夫などセールスポイントを書き込んで手を挙げてくる人がいないかどうか待ちます。

そして、年利これだけで貸す、返済方法はこのような形にするというのも書き込みます。
貸す側借りる側双方の自己責任で行われることになり、危険な罠も潜んでいます。

個人間融資を悪用した手口

こうしたやり取りでも本人確認は大切で、本人確認書類のコピーなどを求めるケースがあります。

その求めに応じてコピーを提出した結果、その情報だけをもらって音信不通になるという手口があり、それを本人確認書類として悪用されるということが現に起きています。

厄介な点は通常のやり取りであっても本人確認書類のコピーを求めるのは普通であり、その時点で悪用するかどうかなどわからない点にあります。

最近では手数料などを求めてくるケースや相手が女性であれば出会い系サイトのような感じで利用しようとする人など様々な人がいます。

口コミでここはいいと聞かれても、それを利用する人がどのような人かまではなかなかわかりません。

誘い文句に要注意

気をつけたいのは、その相手が詐欺や悪徳業者であるかどうかです。
それを見抜くポイントは掲示板での誘い文句にあります。

ハードルが低そうなことが書かれている案件ほど実は危険であるということがほとんどです。
どんな人でも貸し出しますという言葉は頼もしい一方で、かなりのリスクです。

ということは何か裏があると思う必要があります。口コミなどでは良さそうに見えても、実際に目を通して見ると怪しいものはいくつもあります。

それを見抜くには、個人間融資とはいえど、ある程度の審査をしているかどうかが求められます。