違法な取り立て、法外な金利で債務者を追い詰める闇金。
自己破産や多重債務状態などの事情があって、正規の消費者金融や銀行からお金を借りられない人が利用しています。

一時期はニュースで特集が組まれるなど大きな社会問題になっていましたが、未だに利用する人が後を絶ちません。今ではインターネット上にも広告を出しており、堂々と闇金であることを宣言している業者も存在しています。

携帯電話の番号で営業している理由

闇金業者の多くは固定電話ではなく、携帯の電話番号で営業していることが多いです。
これは090金融と呼ばれており、悪質な金融業者を見分けるための目印になります。
携帯電話の番号を使っている金融業者は違法な闇金だと思ってください。

なぜ携帯の電話番号を使うのか?その理由は「警察から逃れやすい」「個人情報を登録しなくても所持できる」「現在しようしている電話番号が使えなくなっても、すぐに新しい番号へ変更が可能」「契約拒否されても他人から携帯を簡単に買い取れるため」などです。

携帯はこの手の業者にとって利便性の高いものなのです。
身元が割れにくく、いざというときにすぐ携帯番号を捨てられるので、警察も摘発しにくいのです。

闇金にターゲットにされやすい人とは

090金融は電柱や電話ボックスなど、様々な場所に宣伝チラシを貼っています。「ブラック、無職、他社で断られた人でも貸します」といった宣伝文句が書かれていますが、鵜呑みにしないでください。

借りてしまったが最後、執拗な取り立てが続きます。自分だけではなく、職場や実家、兄弟や親戚の家など見境なく嫌がらせと取り立てが続くのです。

この闇金にターゲットにされやすいのが自己破産者です。
誰にも教えていないのに闇金から勧誘の電話がかかってくるようになったケースが多くあります。

なぜ業者が番号を知っているのかというと、官報に氏名や住所、電話番号などが記載されるからです。
この官報に掲載されている自己破産者へ手当たり次第にアプローチするのです。

インターネットで情報収集

中には金銭的に困っていて借りてしまう人もいます。

正規の消費者金融から借りられない人を狙って宣伝しているのです。悪質な金融業者からお金を借りないためにも「電話番号が携帯電話のところからは借りない」を徹底してください。

インターネットで番号検索すると、その業者がどんな取り立てをしているか、被害者が何人くらいいるのかが分かります。しかし、頻繁に電話番号を変えている闇金業者もいますので、そのときは会社名や住所などで検索をしてみてください。