闇金という仕事はそれなりに手間のかかる仕事です。
債務者の情報管理をする必要はありますし、返済期日になると返済をしてもらうために債務者との折衝をしなくてはなりません。
またこうした業務であれば普通の貸金業者と変わりませんが、闇金の場合はそもそも返済が出来ないような金利を請求することが多いわけですから、返済が出来ない債務者の対応もしなくてはなりませんし、場合によっては取り立てに行く必要もあります。
もともと違法な業者であるために社員として働くこともお勧めできないのですが、ではどのようにすればこういった業者の求人を見抜くことが出来るのでしょうか。
現在だと闇金の求人はほとんど無い
まず結論から言ってしまうと、現在だと闇金業者の求人というのはほとんどありません。
かつては法律による規制が緩かったために普通のアルバイト情報誌などにも掲載されていたのですが、現在は貸金業法改正などの規制強化が行われましたから、そうした情報誌なども違法業者の情報は掲載できないとして断っているのです。
ごく稀にハローワークなどで求人が出ていることもあるのですが、それも全体から見ればほぼゼロと言って良い状態ですから、もし貸金業者の求人があった場合には、ほぼ間違いなく普通の業者だと思って良いでしょう。
どうやって人材を確保しているのか
では闇金はどうやって人材を確保しているのかという疑問に繋がるでしょうが、これについてはほとんど紹介制となっています。
例えば既に闇金で働いている人が、人手不足を解消するために友人を誘って面接を受けてもらうといったようなことが多いです。
そのため友人・知人にこうした業界で働いている人がいないのであれば、自分が働くことになる可能性もほとんど無いわけです。
友人から紹介された時はどうすれば良いのか
さて、しかし闇金の求人とは知らずに面接に行ってしまったなどの可能性はゼロではないでしょう。ただこれについても見分けるポイントはあり、特に大きいのはどこで面接をするかです。
こういった業者は採用するかどうか分からない人に事務所を教えたくないという事情がありますから、おおよその場合ファミレスやカフェといった公共の場所で面接をします。
またそうした場所で面接をしないのであれば車で迎えに来るなどのこともありますから、こういったところで見分けることは可能です。
あとは話を聞いていく中で明らかに給与が高すぎたり、出来高払いなどのキーワードが出てきた場合にはかなりリスクが高いですから、面接を辞退するように心がけてください。