ピザや出前の注文をしたことがある人であればわかりますが、注文時にいちいち本人確認をすることはありません。そのため個人情報さえ分かっていれば、大量の注文を送り付けることは可能であり、実際にそのような出来事は起きています。

こういったいやがらせもある

これは闇金以外でも個人情報さえ知っていればできてしまうことですので、会社の仲の悪い同僚からの嫌がらせや、学校の連絡網を使って嫌いなママ友への嫌がらせとして行われる可能性があります。
闇金から借りていなくてもこのような体験してしまう可能性は誰にでも十分あるのです。

本人が注文していない場合、大量のピザや出前が届いたら覚えがないということで商品を受け取らなければ代金も支払いしないでしょう。
購入意思もありませんので、売買契約は成立しておらず、ピザ屋さん側も無理やりお金を取ることはできません。

焼いてしまったピザや出前は泣く泣く店舗に持ち帰り、廃棄処分になるか、バイトや店長のごはんになります。このような嫌がらせで一番の被害を受けるのは、送られてきた家の住人ではなく、出前を作った店舗です。

ただの嫌がらせのつもりでも業務妨害などの犯罪になるため、店舗側は電話番号などを警察に提出します。

携帯電話での営業が多くなっています

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最近の闇金は固定電話を持たず、携帯電話だけで営業していることもあるため、携帯からの注文ではなかなか足がつきにくいのですが、注文前にパソコンからサイトを見ていることもあり、パソコンからの注文であればIPなどのデータが残っています。
これを頼りに特定することは不可能ではありません。

このような嫌がらせによる出前などの大量注文には対応手順さえ理解していれば受け取った側は損害を被るようなことはありません。売買契約が成立していないので、受け取らなければ良いだけです。

ただしピザを配達してきた人は何も知らずに被害に遭ってしまった被害者ですので、追い返す場合にも怒りをぶつけるのではなく、しっかりとした対応をしてあげましょう

闇金には要注意です!

また、このような出来事に遭遇しないためにも、闇金と契約をしない、個人情報を渡さないようにすることも大切です。

一度わたってしまった個人情報は裏のルートを通じて、名簿としていろいろな業者の間で売買されることになります。一度流れてしまった情報は消すことが非常に困難で、引っ越しをしたり電話番号を変えない限り、定期的に嫌がらせを受けてしまう可能性もあります。

深夜に電話を鳴らしたりするようなこともあり、生活を脅かされることもあるので、十分注意しましょう。