ヤミ金融業者は大きく2つに大別することが出来ます。
1つは法律は無視しているけれども、独自のルールや設定などを設けて金融業を行っている業者です。近年、耳にする「ソフト闇金業者」などはこれに該当するでしょう。

悪徳業者の手口あれこれ

それからもう1つが、利用者からお金を摂取することだけを考えている悪徳集団です。
ここではその悪徳ヤミ金融業者の手口をいくつかご紹介します。

まず借り入れる前の話ですが、あの手この手で勧誘を仕掛けてきます。
巧妙な手口なのは、留守番電話に丁寧な融資可能なメッセージが入っていて、その口調や内容に安心しそうになるのですが、実はこれは事前に録音したテープを流しているだけです。相手を信用させる為の手口の1つです。

それから「即日○○万円融資可能」「ブラックでも確実に借りられます」などと様々な言い回しで誘惑してきます。しかし、そんな良い条件でお金を貸してもらえるわけがありません。決して騙されてはいけません。

もっと言えば、借り入れを踏みとどまった場合でもヤミ金融業者の被害にあってしまう場合があります。インターネットで申し込みをした際に入力した連絡先に業者から連絡があり、「申し込みのキャンセルは出来ない。一体どうしてくれるんだ?」と難癖を付けてきます。
勤務先の連絡先も記載していれば、職場に連絡がかかってくることもあります
もちろん当たり前の話ですが、こんな手口に応じてしまってはいけません。

闇金からお金を借りてしまった後の事

1-7

それから実際に借り入れてしまった後の話です。
○○万円の融資が可能と言われ、申し込みをするのですが、実際に貸してくれるのはその金額を随分下回った金額です。

しかし、審査の段階で数々の個人情報を渡している利用者は既に悪徳闇金業者のペースにはまっていると言えます。
「もう、後戻りはできない」「少額でも借りられるだけマシ」「返済実績を作れば、後にもっと大きな金額を借りることができる」。
そういった感情となり、ヤミ金融業者からの融資を受けてしまうのです。

そしてその借り入れたお金を返済期日に返そうと思っても、なにかと理由をつけて返済させてくれないのです。どういうことかというと、元金まで返済されてしまえば契約が終了してしまう為、全てをわざと返済させないのです。
そして法外な金利を半永久的に要求し続けるのです。

悩んだら弁護士に相談しよう

今までに説明したような事例は ほんの一部であり、悪徳ヤミ金融業者はあらゆる手口でお金を巻き上げようとしてきます。
もしヤミ金業者に苦しんでいるのであれば、ヤミ金問題に強い弁護士に相談することをおすすめします。まともに話ができない恐ろしい業者に対抗するには、それが1番の方法と言えます。そしてヤミ金融業者には何があっても関わらない方が良いです。