090金融とは、固定電話を持たずに携帯電話のみで営業をしている違法業者のことです。
090以外にも080だったり070だったり、番号から電話回線の種類はある程度把握することは可能です。

携帯電話には要注意

営業に使われる電話は遺失物だったり、偽物の身分証明書で契約したものだったり、番号を通報したとしても犯人逮捕につながらないことも多くあります。
携帯電話は固定電話と比較すると簡単に逃げることができてしまうため、業者が悪用しているのです。

090金融は電柱の広告などで顧客を集めます。また、過去に闇金と関わったことがある人は、流出した個人情報から営業電話がかかってくることもあります。
一度闇金と関わってしまうと、個人情報が裏のルートであちこちに拡散されてしまいますので、絶対に情報を提供してはいけません。

090金融は必ずしも高金利とは限りません。
中には普通の業者を装っているケースもあります。しかし貸金業の登録をしていない業者はすべて違法であり、個人情報の取り扱いに関しても何をしているか実態を把握することはできません。

090金融を足場にして個人情報の収集を行っているというケースもあります。
そうして得た情報を元に新たに使う携帯電話の契約に利用されてしまうことさえあるのです。お金を借りるつもりで連絡したら、いつの間にか犯罪に巻き込まれていたという可能性もゼロではないのです。

関わらないという事が一番大事です

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対策としては、とにかく関わらないことです。
もし関わったとしても、法律上違法業者には元金すら返済する義務はありません。

司法書士、弁護士など、闇金に強いプロの人に相談し、対策案を考えてもらうのも良いでしょう。彼らも警察に捕まって逮捕されるのは恐いので、弁護士が入ってその可能性が現実味を帯びてくると、連絡を取ってこなくなります

情報を消す事が大事

もし闇金と関わってしまった場合、携帯電話の番号を変える、引っ越しをするなど、いったん提出してある情報が使えないような状態にしてしまうのも良い対策の1つです。
しかし残念ながらこれらの手続きには時間や労力、お金もかかってしまいます。

このような業者と関わらないためにも、契約しようとしている金融機関が正規の会社かどうかを判断しなくてはなりません。Webサイトを見れば許可証の番号が書かれていたり、電話番号を検索すればどういった会社なのかある程度把握することができます。

かかってきていた電話にすぐに折り返しをするのではなく、登録されていない知らない番号だったら検索をする癖をつけるようにしましょう。