年金生活者の多くで収入が十分に足りていない家庭が多いこともあり、いきなりお金が必要になったときには困ってしまいます。

ところが、年金を担保にして融資を受けられるなどの話題が広まっており、お金がない高齢者にとっては大変魅力的な内容に映ります。本当にこのようなサービスがあるのか、利用する前に立ち止まって考える必要が出てきます。

闇金の手口です!

実は年金を担保にしてお金を貸す行為は違法です。
このような勧誘をしてくるのは、闇金のみです。銀行などの一般の金融機関や、消費者金融のキャッシングやカードローンでは勧誘しません。

手口としては、年金証書や金融機関口座の通帳、印鑑、キャッシュカードを闇金側が預かる形で融資する流れです。基本的にこれらの大事なものを業者に預けること自体が、まともではない状態です。多額のお金を失ったり、犯罪に巻き込まれるリスクが高まりますので、絶対に相手の言いなりになってはいけません。

他にも偽装質屋という方法で、違法な貸付をする闇金が多くなってきています
闇金はすぐに手口を変えてきますので、以前の手口を覚えていれば回避できると考えていると、痛い目にあいます。

担保にできる融資サービス自体はある

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ちなみに、とある独立行政法人が行っている融資において、年金を担保に受け付けているものがあります。福祉費や医療費の貸付を行ってくれるところです。
唯一の年金を担保に融資を受けられる相手になります。

その他の業者がサービスを提供することは絶対にありませんので、注意してください。
医療費が高額になり、お金を今すぐ用意できないなら、この独立行政法人に頼るようにしましょう

銀行で借りるのが安全

闇金は公衆トイレなど、あまりひと目につかないところにチラシを貼ったり、ポスティングなどのダイレクトメールで勧誘をしてきます。勧誘広告を見ても連絡をしないように気をつけましょう。

年金生活者だと収入が少なすぎて、まともな業者相手にはお金を借りられないと想像しがちですが、実際には有名な銀行でも少額であれば借りられることがよくあります
カードローンの形で提供されているケースが目立ち、申し込みも簡単ですので、できるだけ金融機関のサービスを利用しましょう。

闇金に引っかかってしまったなら被害が拡大する前に、弁護士や司法書士などの専門家や警察に相談しましょう
弁護士や司法書士の中には、無料で相談に乗ってくれるところもあります。