闇金のような違法な悪徳金融は、金融業者ではなくて犯罪者です。
確かにグレーゾーンな業者もいますが、とにかく健全な正規の業者以外は皆、悪徳金融と考えるべきです。それから自分が被害者にならないようにするためには、まずは闇金について正しく理解しておくことが大切です。
闇金のターゲットは誰なのか
お金が目当ての犯罪者というものは、通常は貧乏な人よりも、お金を持っている人をターゲットにするものです。たとえば詐欺でも強盗でも、わざわざお金に困っているような貧しい人を狙うのではなくて、どうせ狙うなら少しでもお金を持っていそうな人を狙うに決まっています。
しかし闇金のターゲットは、実はお金に困っている貧しい人たちなのです。
何しろお金持ちは借金などしませんし、普通の人たちなら借金をするとしても、普通のローン商品を利用すればいいのです。
しかし普通のローン商品の審査にさえ通らない貧乏な人たちは、もはや普通ではない手段で借金するしかないのです。
そうすると、必然的に闇金被害にも遭いやすくなってしまうのです。
急いでお金が欲しい時にも要注意
それから特に注意しなければならないのは、大急ぎでお金が欲しくて切羽詰まっているような時です。なぜなら人間というものは誰でも皆、急いで焦っているような時には判断力が狂ってしまうことが多いからです。
ですから平生であれば絶対に闇金などには騙されないような人でも、大急ぎの時などでは何かの間違いで違法な業者に手を出してしまうこともあるのです。
ゆえに急いでいる時でも、最低限の用心深さは失わないようにしなければなりません。
また、どんなにお金に困った時でも、怪しい業者には手を出してはいけません。
下手に手を出してしまうと、もっと困った問題に苦しめられてしまうのです。
被害者の苦しみとは何か
以上の事柄を総合的に考えてみると、即日融資を希望しているのに審査に通らない貧しい人たちこそは、奴らにとっては最高のターゲットだと言えるでしょう。更に言うなら大人しくて真面目な人ほど悪党の言いなりになりやすいので、くれぐれも注意しましょう。
もしも被害者になると、たった数万円借りただけでも違法な高金利によって高額の利息を取られます。しかも奴らは巧妙に利息しか受け取りませんので、借金の元金は全然減りません。すると永遠に利息を取られ続けてしまうのです。もしもそんな被害に遭いそうになったら、絶対に泣き寝入りせずに、速やかに弁護士などに相談すべきです。