ソフトヤミ金とは、文字通りに人当たりは柔らかくて対応は優しいのです。しかし実際の貸し付けは非常にハードですので、一度お金を借りると信じられないような高い利息を奪われてしまう結果となります。

ですから絶対に、外側だけの優しい対応などに惑わされてはいけないのです。

しかし実際の被害者の状況を見てみると、憎むべき犯罪者であるはずのヤミ金を、頼りになる良い人たちだと勘違いしているようなことさえあるのです。それは一体どうしてなのでしょうか。

人間は困った時ほど他人の優しさに弱い

そもそもソフトヤミ金の被害者の殆どは、一般のカードローン会社やキャッシング会社などの審査には通らなかった属性の低い人たちばかりです。つまり、どこの金融機関からも相手にしてもらえなくて非常に困った立場に陥っている人たちなのです。

そんな人たちにとっては、親身になってお金の相談に乗ってくれる者たちは、まるで自分の心強い味方のように感じられるものなのです。ですから高額の利息の支払いを請求されたとしても、「まあ仕方がないか」などと軽く考えてしまうのです。

ですから「今日2万円貸すので10日後に3万円にして返してください」などと言われると、「利息1万円ならいいだろう」と納得してしまうのです。

それはソフトヤミ金の優しい対応で、正常な判断力が麻痺してしまったような状態と言えるでしょう。

孤独な高齢者や経済的弱者ほど要注意

それから年金暮らしの孤独な高齢者が被害に遭ってしまうケースも多く見られますが、孤独で寂しい人ほど騙されてしまう可能性が高いのです。また、誰にも相談できずに一人でお金の悩みを抱え込んでいる主婦なども、被害に遭いやすい傾向があります。

ですから孤立してしまっている経済的弱者ほど、ソフトヤミ金に狙われてしまいやすいとも言えるのです。とにかく孤独で辛くて苦しい時、誰かに優しくされると簡単に騙されてしまうケースが多いのです。

是非とも気を付けましょう。

犯罪被害の予防は孤立しないこと

もしも身内や親しい友人など、日頃から身近に話し相手がいる人なら、比較的犯罪被害に遭う危険性は少ないと言えます。なぜなら金融機関からお金を借りるにしても少し違和感などを感じたら、すぐに誰かに相談することができるからです。

ですからヤミ金も含めて犯罪被害を予防するための効果的な対策としては、家族や友人や知人などと日頃から仲良く交流しておくことです。

そうすれば、その分だけ確実に被害に遭う危険性は軽減できることでしょう。それは非常に単純な方法なのですが、優しい悪人に騙されないようにするためには効果は十分に期待できるでしょう。