「闇金は利用してはならない」ということはもはや誰もが知ることとなりました。

かつての高度経済成長期であれば多少高い利息がついても何とか払えるという人がそれなりにいたため、利用をしてしまう人が少なくは無かったのが事実です。

しかし現在だと長引く不況によって余裕のある人は減りましたから、生活がさらに苦しくなる闇金からの借金をしないという人が非常に増えました。

これはとても良いことなのですが、同時にこうした違法業者は、新たな手口によって新しい被害者を探し始めているのです。ではその手口とは、一体なんなのでしょうか。

インターネットと共に成長した「ソフト闇金」

ここ数年になって一気に被害者が増えている新しい手口というのは、ソフト闇金と呼ばれる違法業者です。

名前にソフトと付いているために本来よりも金利が低く設定されているのではないか、利用しても厳しい取り立ては無いのではないかというイメージを抱く人は非常に多いでしょう。

ですがそうしたイメージは全く違いますし、逆にそうしたイメージを持たれるためにソフトと名前を付けているということは知らなくてはなりません。これを知らずに利用してしまうと、結局返しきれないほどの借金を抱えてしまうことになりますから、要注意です。

ソフト闇金の手口とは

ではこのタイプの業者の手口についてですが、これは大きく分けて二つのタイプがあります。

まず一つ目が名前だけを変えた普通の悪徳貸金業者です。
このタイプは名前にこそソフトと付けているものの業務内容は従来の物と全く変わらず、顧客が持つ誤ったイメージを悪用しているタイプとなります。

これに対して二つ目が仲介タイプです。
仲介というのはある業者が別の業者に顧客を紹介することですが、この仲介タイプの場合は最初は低金利で貸し付けてくれるように見せつつ、審査に通らなかったなどの理由で高金利の業者に顧客を誘導するのです。

この仲介タイプは特にインターネットで顧客を募集していることが多いために若い人が被害に遭うことが多く、大きな問題となっています。

利用して良い闇金など無い

近年ではあらゆる犯罪がインターネットや情報機器を使った高度なものになってきました。

悪徳貸金業者の業界もそれと全く変わらず、さまざまな手口で消費者をだまし、被害者を探すようになっています。

そうした相手から身を守るには、そもそもしっかりとした業者以外からはお金を借りないとして考えることが大切です。

「ソフトと付いているから大丈夫だろう」と考えると大失敗に繋がりますから、くれぐれもそうした所からはお金を借りないようにしてください。